ボルダリングを始めてもう直ぐ2年。若い頃沢登りなどをしたことがあったので素地はあったとしてもここまでハマるとは思ってもいなかった。スポーツとしての面白さもあるけれど、なんといってもクライミングジムの空間が大好きなんです。この写真を見て気がつく人もいるかもしれませんが自然の岩場が持つ多様な形状が再現されています。そう、ここは自然空間の持つ形状を抽出した世界。まるで
枯山水の庭。
枯山水は水を使わずに自然の姿を表現していますが、こちらは岩を使わずに岩場を表現しているのです。実際、山や渓流に行きますとがこのような空間が広がっていたりします。構造は同じ。さらにホールド(手で掴むカラフルな出っ張りのこと)を枯山水の岩と見れば3D枯山水の庭にも見えます。巨大な庭の中にミクロな庭がある入れ子構造。もはやボルダリングジムの壁は芸術でしかありません。素晴らしい!そう、なのでジムに行くとですね、未踏の壁を登りたいという闘争本能が湧き上がると同時に、あの美しき渓流の空間を思い出してリラックスしたりするのです….。
闘争と癒し。(飴と鞭)
これはやめられないです。
さて、写真は今池にあるプレイマウンテン今池店。小さな店ですがコーナー部分のダイナミックなオーバーハングや一枚の壁が折れ曲がって繋がっている空間構造は狭いなりになかなかダイナミックで味わい深いです。入り口からすべてが見渡せないのもいいですね。ここでボルダリングを楽しみながら自然に想いを馳せるのはいかがでしょうか?
プレイマウンテン今池店
http://playmountain.co.jp/imaike/