床や地面を考える1 京都南禅寺金地院

今設計で気になっているのは床や地面などの仕上げを変えるとどうイメージや使い方が変わるか。考えるとこれがなかなか面白いんですよね。
 
たとえば先日見てきた京都南禅寺にある金地院の鶴亀の庭。海を模した白砂をよく見ると、手前に来るに従って暗くなっているんですよ。気がつきました?
 
奥から明るさが徐々に暗くなるグラデーションになっていますよね。
 
打ち寄せる白波があって、明るい浅瀬から徐々に暗い深い海に変化していることを表しているんです。
 
デザインとして素晴らしいのは、明るい浅瀬から暗い海に切り替えるときに砂を変えるのではなく、砂紋の向きを変え、影を利用して明るさを変えていることなんですよね。これって南の庭を北から見る、つまり逆光になることをうまく利用しているんです。
  
 
なので横から見るとグラデーションが今ひとつわかりません。
 
 
ちなみに白波の部分だけは砂の種類を明るいものに変えています。実際の海でも白波の部分だけ異質な明るさがありますからそのイメージに合わせ素材を変えたということですね。
 
  
自然をよく観察して、それをうまく庭で表現=デザインしています。

関連記事

  1. Ginza Sony Park

  2. 異質な世界2

  3. TED レンゾ・ピアノ

  4. Urugi House 売木村のお練り祭り

  5. 日本建築の陰影

  6. おすすめ映画 THE WALK ザ・ウォーク

  7. おすすめ建築 祭壇のデザインが美しい。南山教会

  8. House H 表層改良+構造打ち合わせ

2019年5月
« 2月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

人気の投稿とページ

最近の記事

  1. 2019.01.4

    鏡餅っぽく

制作実績一覧

PAGE TOP